五本木肩こり研究所 所長 丸山太地様にご推薦いただきました。
五本木肩こり研究所 所長 丸山太地様による推薦文
「稽古」という言葉からはどのようなことを連想しますでしょうか。
一般的には、芸能・武道・技術などを習うことを指し、「伝統を重んじる」ことや「師匠が弟子へ指導する」といった様子を想像する方は少なくないのではないでしょうか。
しかしながら、語源を調べてみると「稽」とは「考える」という意味であり、「稽古」の本来意味は、決して師匠から弟子への一方向的な指導ではなく「古(いにしえ)を考える」「昔のことを調べ、今なすべきことは何かを知る」ということであると考えられます。
(語源由来辞典を参照しました)
バレエの歴史を紐解くと、その起源は16世紀ルネッサンス期のイタリアまで遡ることができます。実に400~500年の歴史があることとなります。この伝統文化を後世に伝えていくということはとても大切な事です。しかしながら、昔と今ではバレエの存在価値は異なるものであり、私たちが求めるものは単なる芸術に留まらないというのが実際のところではないでしょうか。健康増進・キレイになりたい・技術を向上したい・プロダンサーを目指したい・・・などバレエを行う目的、バレエに求めるものは個人個人様々です。このようなことから現代のバレエは芸術として鑑賞するだけではなく、自己実現のためのツールとしても役割も担っているのではないかと考えられます。
ここで「稽古」の意味を再考します。スタジオ レスパース デュ バレエでは教師主体ではなくあくまで主体は生徒です。師匠(教師)から弟子(生徒)へ先人たちが培ってきた伝統的な技術や思想を伝授するだけにとどまらず、生徒の視点に立って、生徒の自己実現のために親身なサポートをしてくれる点が他のバレエスタジオとの違いだと私は考えます。古き良きものを尊重しつつ、しかしながらそれに固執することなく、最新のスポーツ医学の知見を取り入れてレッスンに反映させている、温故知新の指導スタイルをとる「バレエスタジオ」は世に数多くは無いのではないでしょうか。
私たち治療家は患者さんを治すため、または現状よりも良い状態とするために日々悩み思考をこらしています。スタジオ レスパース デュ バレエ 杉山先生をはじめ教師の方々も、いかにより良くするか真剣に考え、悩み、生徒と向かいあう姿勢にとても共感を覚えます。
世には情報が溢れ「良い」とされるものは無数にあります。しかしそれらに振り回されることなく、まずは自ら実践して、良し悪しを見極めてから取り入れるというスタイルも、実際に指導を受ける生徒の視点からも安心です。
子を持つ親としての私が考える当スタジオの魅力は、温かく人情味のある教師が個々の生徒に親身に寄り添い、単なる技術指導に終わるのではなく「体育」の本質である人間教育に重きをおいている点です。そして、健康増進からプロ志望まで幅広く個々の生徒のニーズに応えてくれるという所も、多くの方から支持されている理由ではないかと考えています。